2001年10月14日 更新

桜時計

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パソコンの時計は狂う

　パソコンに内蔵している時計は、100円ショップで売られている時計よりも時間がずれるような、安価なものを使っていることが多いです。下手すると、１日に5〜6秒狂うような粗悪品もあります。そのため、少なくとも１週間に１度、可能なら毎日一度は時計を合わせたほうがいいです。

時刻を合わせる理由

　LANを使って作業しているとき、２台以上のコンピュータで、ほぼ同時にファイルを書き換えた場合を考えてください。もし、２台のコンピュータの時計が10分違っていたらどうします？　翌日になって、どちらのほうが新しいか調べるのは大変じゃないでしょうか？
　こういうことが起きないよう、LANを構築した場合には、すべてのコンピュータの時計を自動的に合わせる仕組みを作るのが普通です。

桜時計とは？

　桜時計は、NTP(Network Time Protocol)、SNTP(Simple Network Time Protocol)を使って内蔵時計の時刻を自動修正するソフトウェアです。Windows 95/98/Me/NT 4.0/2000/XP 用です。SNTPに対応したフリーソフトウェアはいくつもありますが、桜時計が最も有名で最も使いやすいと思います。

　通常は、LAN上の１台のコンピュータ(インターネットと繋がっていること)を基準時計機と定め、そのマシンでは桜時計をサーバーモードで動かし、他のコンピュータは、起動時に１度だけ時刻を合わせるようにするのが普通です。もちろん、24時間運転するコンピュータは、桜時計を常駐させ、一定間隔(普通なら6〜12時間に一回で十分)ごとに同期するようにします。

　なお、Windows XP/2000/NT 4.0 では、Power Users グループかAdministrators グループに所属しているユーザーでないと、内蔵時計の修正が行えません。

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